当院は初代、阿部重則が昭和37年に市浦村(現五所川原市)にて開業し、その後昭和43年に現在の青森市に移転開業し、現在に至っております。

昭和37年に市浦村(現五所川原市)にて開業

青森市に開業してから40年以上の長きにわたり地域医療に貢献してまいりましたが、こうして継続していけるのも歯科医療に理解ある患者さんや、2・3世代にわたり当院にお出でになっている患者さんのおかげであります。また、先代の患者さんや、医療に対する熱い想いがあったからこそですが、その想いを忘れぬように、私も微力ではありますが地域医療に貢献できればと思っております。

歯医者が少ない時代

先代が開業した当初というのは現在と違い歯医者が少ない時代でしたし、情報も現在のものとは比べようがないほどの時代でしたがCDC(日本スタディーグループの祖)に学びADRG(CDCのブラザーグループ)では特に歯周病や総義歯に関してはかなりの研鑽を積んだようです。

そして勉強したことは患者さんへ還元する為、夜は遅くまで私の母と二人で総義歯を作製しておりました。特に晩年は保険でも良い入れ歯をいれて差し上げたいと一生懸命になっていました。

ADRG(CDCのブラザーグループ)

私は平成5年より当院に勤務しておりますが、先代が会員だった為、運よくADRGに 入会させて頂き勉強させてもらっています。

当会は矯正・歯周病・補綴・咬合・外科などあらゆる分野のエキスパートの先生が集まっており、そこで色々な事を吸収させてもらいました。現在は次世代のADRG会員として再生療法・インプラント・マイクロスコープをメインに研鑽しております。

最後になりますが、先代は『患者さんの為に』という理念の下に医療・医業に励んでおりました。私はその教えを元に『患者様・お医者様』の関係では無く『人と人の医療、お互いを想い合える医療』をめざして行きたいと思っております。